インデックス相続と遺言について相続解決なんでも情報局遺産分割協議について/目次遺産分割協議について/本文


相続解決なんでも情報局 遺産分割協議について/本文

<< 情報局トップへ戻る


◎2013.06.22

遺産分割協議書と代償分割

被相続人が遺言書で相続財産をどのように承継させるかを生前に決めていない場合、被相続人の死亡と同時に相続財産はすべての相続人が法定相続分で相続をしていることになります。

 

相続人全員が法定相続分と異なる遺産の分割を望む場合は、相続人全員で遺産分割協議を行う必要があります。

 

遺産分割協議の方法の一つに「代償分割」という方法があります。

 

「代償分割」とは、特定の相続人が、特定の相続財産を遺産分割協議により取得するかわりに、他の相続人に対してその代償として金銭を支払う方法です。

 

例えば、

被相続人である父の相続人は長男と長女の2名だけで、父の遺産は生前父が住んでいた父名義の自宅(土地と建物)だけだとします。

長女は結婚して実家を出ているので自宅を相続するつもりはありません。父と同居していた長男が自宅を相続することに長女も納得していますが、相続人として長男と平等に遺産をいくらか相続をしたいと考えています。

しかし、父には預貯金などの他の遺産もなく、自宅を長男が相続すると長女は何も遺産としてもらえるものがありません。

そこで、長男が自宅を相続し、その代償として長女の相続分に相当する金銭として1,000万円を長男が長女に支払う、という遺産分割協議が長男と長女の間で成立しました。これを「代償分割」といいます。

 

【代償分割を行う場合のポイント】

遺産分割協議書には、遺産分割の内容だけでなく、「代償として金銭を交付する」旨の記載をしておくこと

 

遺産分割協議書に代償分割の旨を記載していない場合、1,000万円の金銭の支払いは単なる「贈与」とみなされ、金銭の支払いを受ける者に「贈与税」が課税される可能性があります。

代償金の支払いに対して贈与税が課税されないようにするためは、遺産分割協議書に「代償分割の旨」を記載する必要があります。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

遺産分割協議書(例)

 

最後の本籍  兵庫県神戸市東灘区●町●丁目●番

最後の住所  兵庫県神戸市東灘区●町●丁目●番●号

被相続人     岡本 梅男

相続開始日  平成25年●月●日

 

私たち相続人全員は、被相続人の遺産について協議を行い、次のとおり遺産を相続することに同意した。

 

1、相続人岡本一郎は次の遺産を相続する。

所  在 神戸市東灘区田中町1丁目

地  番 ●番●

地  目 宅地

地  積 300㎡12

 

所  在 神戸市東灘区田中町1丁目 ●番地●

家屋番号 ●番●

種  類 居宅

構  造 木造瓦葺2階建

床 面 積 1階 100㎡12、2階  88㎡67

 

2、相続人岡本一郎は、第1項に記載の遺産を取得する代償として、相続人本山梅子に対し、金1,000万円を平成○年○月○日までに支払うものとするする。

(日付、署名捺印は省略)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

代償分割を実際に行う場合には、上記以外にも様々な問題点を確認する必要があります。

・税金の問題

・代償金が支払われない場合の対応策

・代償金を支払い相続した不動産を売却する場合の問題点

などです。

 

代償分割を行おうと思うがこの内容の代償分割で自分の相続人としての権利が守られるのだろうか、何か問題点はないだろうか、とご不安を感じられて国本司法書士事務所へご相談にお越しになられる相続人の方も多くいらっしゃいます。

 

国本司法書士事務所では、ご相続の内容をお聞きし、ご遺族にあった相続手続きのリーガルサポートをさせて頂いております。

JR神戸線摂津本駅からすぐの事務所で、気兼ねなく、ゆっくりと相続手続きについてご相談下さい。


<< 情報局トップへ戻る



生前のうちにはじめる「相続」


遺された家族のための「相続」