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◎2013.12.16

兄弟姉妹が亡くなっても私には相続放棄は関係ない?

相続放棄を行うことで、相続人Aが相続権を失うと、法律で定められている次順位の者Bが相続人になります。法律では、配偶者は常に相続人となり、その他は①子供 ②直系尊属(両親、祖父母など) ③兄弟姉妹という順位が定められています。

相続放棄 法定相続人順位図つまり、もし仮にあなたの兄が借金をもったまま亡くなり、その妻が相続放棄をしていなくても、子供が相続放棄をした場合、両親がすでに亡くなっているのなら、兄弟姉妹であるあなたが相続人になり、被相続人(故人である弟)の借金を背負う可能性が出てきます。

 

そうならないためにも、兄の遺産を調査して相続放棄を行うか、相続人として検討する必要があります。

 

兄弟姉妹や親戚などが借金をして亡くなったということを聞いた場合には、子供や配偶者が相続人なのだから兄弟姉妹である自分には関係がないと思わないで注意をした方がいいでしょう。

 

では、兄弟姉妹が相続放棄をするにはどうすればいいのでしょうか。

兄が亡くなったからといってすぐに家庭裁判所に相続放棄を申立てることはできません。

 

第1順位の法定相続人(直系卑属である子や孫)がいないあるいは相続放棄をした場合、第2順位の法定相続人(直系尊属である父母や祖父母)が相続人になります。

 

第2順位の法定相続人は相続人になった後に、相続放棄を行います。

その後、相続権は次順位の相続人つまり第3順位の法定相続人(兄弟姉妹)に移ります。

兄弟姉妹は自分が相続人になったことを確認してから相続放棄を行うことになります。

 

つまり、次順位の法定相続人が相続放棄を行うには、先順位の法定相続人たち(法定相続人が生存しているとして)が相続放棄をしたことが大前提になります。

 

では、どうやって先順位の法定相続人が相続放棄を行ったことを確認するのでしょうか。

 

先順位の法定相続人に相続放棄をしたかどうかを確認し、相続放棄が完了した際に家庭裁判所から発行される「相続放棄申述受理通知書」をもらいます。その通知書を自分が相続放棄を行う場合に添付書類として家庭裁判所へ提出します。

 

しかし、先順位の法定相続人、たとえば故人の子供や両親とあなたが疎遠な関係であるため相続放棄の有無を聞くことができない場合もあります。

その場合は、被相続人について相続放棄の申述がなされたか管轄の家庭裁判所へ照会をかけることができます。家庭裁判所からの相続放棄の有無についての回答書が届きます。その回答書が届いてから3ヶ月以内にご自分の相続放棄を申立てればいいのです。

 

相続放棄の期間は通常故人の相続開始から3ヶ月ですが、このような場合は、故人が亡くなったことを知った時ではなく、知った時および自分が相続人であることを知った時、つまり相続放棄の照会書が届いたときということになります。

 

家庭裁判所に相続放棄の有無を問い合わせる照会には、故人との関係を示す戸籍謄本などを提出する必要があります。国本司法書士事務所では、戸籍の取り寄せをはじめ、相続放棄の手続きを含め裁判業務を行っています。

いつでもお気軽にご相談ください。


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