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◎2013.12.23

相続放棄は家庭裁判所へ申立てを行う必要があります!

相続のご相談でよくこんなお話をお聞きします。

 

「父が亡くなり、相続人は母と長男、長女、次女の4名です。相続人全員で話し合いをし長男が自宅や遺産を継ぐことになり、私たち姉妹は相続を放棄しました。なので、父に債務があっても当然に遺産全部を引き継いだ長男が支払う義務があるのでしょう?私たち姉妹は相続を放棄をしたので父の借金は関係ないはずでしょ?」

 

もしご相談者の方が「相続放棄」を家庭裁判所へ申し立てを行っていれば、確かに亡くなられた父の借金を背負うことはありません。

ですが、家庭裁判所へ申し立てをしたのではなく、相続人全員で話し合いをし遺産を長男が引き継ぐという「遺産分割協議」に署名捺印をしただけなのであれば、これは法的に「相続放棄」をしたことにはならず故人に借金があれば支払い義務が残ります。

 

たとえ、遺産分割協議で全財産を相続人の一人が引き継ぎ、他の相続人は相続する遺産がなかったとしても、これはあくまでも遺産の分配について「引き継ぐ遺産はゼロ」ということだけで、相続人の地位がなくなるわけではありません。つまり、相続人である限り故人に借金(債務)があれば、遺産(プラスの財産)を相続していなくても借金を支払う義務は相続人にあるのです。仮に、遺産分割協議で相続人のうち1名が借金を引き継ぐという話し合いがなされても、借金などの債務は債権者の同意がない限り、他の相続人の借金の支払い義務は免除されません。

 

つまり、法的な「相続放棄」の手続きを取らない限り、相続人として借金の支払い義務は残ります。

「相続人全員で話し合いをして遺産をもらわなかったからといって借金を払わなくていい」、ということではないので注意が必要です。

 

では、法的な「相続放棄」はどのようにとるのでしょうか?

通常、故人が親や配偶者の場合、相続人はその死亡を知った時から3ヶ月以内に相続放棄をしなければなりません。

故人の最後の住所地を管轄する家庭裁判所へ必要書類をそろえて「相続放棄の申述」を行います。

 

申立をする家庭裁判所は、事案によって必要書類が異なる場合がありますが、一般的な必要書類は下記のとおりです。

【必要書類】

①相続放棄の申述書

②戸籍謄本(故人と相続放棄する方の両方)

③住民票(故人と相続放棄する方の両方)

④収入印紙800円

⑤連絡用の切手

 

相続放棄の申述書は家庭裁判所のホームページからもダウンロードもできますし、家庭裁判所にも備えつけられています。

期限が3ヶ月と決まっていますので、期限がせまっている場合は故人と相続放棄をされる方の戸籍や住民票を調達して、まずは家庭裁判所へ申し立てを行うことが先決です。

 

どうやって戸籍を集めればいいのか、仕事で時間がなくなかなか家庭裁判所へ行くことができない、などのご事情がある場合は、まずは司法書士などの専門家へご相談ください。相続人の方に代わって戸籍を調達したり、家庭裁判所へ相続放棄の申し立てを代わって行うことも可能です。

まずは、お気軽に国本司法書士事務所へご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

 


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