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◎2014.11.29

後妻と先妻の子は養子縁組をしていないと法定相続人ではありません!

父が再婚すると、再婚相手の名前は父の戸籍に配偶者として記載されます。だからといって、先妻の子と後妻との間に、自動的に「法律上の親子関係」が生まれるわけではありません。

「父の再婚相手で戸籍にも配偶者とのっているし、実の子として育ててもらったのだから、法律上も私の母でしょう」と思われている方がたくさんいらっしゃいます。

 

ですが、法律では

後妻と先妻の子は「養子縁組」をしない限り、『法律上の親子』にはならないのです。

 

つまり、法律上の親子でないということは、

『養子縁組をしていない先妻の子は、後妻の法定相続人ではない』ということになるのです。

 

相続する場合にどんな問題が発生するか具体例で見てみましょう。

 

 

 ①後妻の実子が法定相続人

 

後妻の実子が相続人

 

父が再婚した後、後妻との間に子供が産まれました。

父の相続の際に、父が所有していた自宅を後妻が相続することになりました。これは、父の介護をみてくれた後妻のために、父の相続人である私と妹と後妻で話し合って決めたのです。

 

その後、自宅の所有権を持っている後妻が亡くなるとどうなるのでしょうか。

 

先妻の子である私は、後妻と養子縁組をしていないので後妻の相続人ではありません。

ですので、父の名義だった自宅を相続した後妻がなくなると、自宅を相続するのは後妻の実子である妹だけになるのです。

 

もしあなたが「父の遺産はいずれ私が継ぐのだから、父が亡くなった際は、一旦は父の介護をみてくれた後妻が自宅に住めるように名義を後妻にしよう」と思っていたとすれば大きな間違いですので注意が必要です。

 

②後妻の兄弟姉妹が法定相続人

後妻の兄弟姉妹が相続人

 

 

一方、後妻に実子がいない場合は、後妻が所有する自宅は誰が相続するのでしょうか?

後妻に実子がいない、養子縁組した子もいない場合は後妻の兄弟姉妹が法定相続人になります。

 

つまり、父の所有だった自宅を後妻が相続すると、あなたが後妻と養子縁組をしていなければ父の遺産はいずれば後妻の兄弟姉妹のものとなるのです。

 

もちろん、父を介護してくれてあなたを自分の子供のように可愛がってくれた後妻が、父の死後も健やかに暮らせるよう父の相続の際には配慮をすることはとても大切なことです。またそうあるべきだと思います。

ですが、あなたが後妻と養子縁組をしていなければ、いくら母のように慕っていてもあなたは後妻の相続人にはなれない、ということを知った上で父の遺産をどう承継していくか考えていくことも大切です。

 

 

後妻の方も自分が生んだ子供のように育ててきた先妻の子にご自分の遺産を遺したいと思う場合は、元気なうちに養子縁組を行っておく、あるいは「自分の財産は先妻の子に遺贈する」と遺言書を書いておけば心おきなく父(後妻にとっての夫)の遺産を承継することもできます。

 

法定相続人が誰なのか、法律をしっかりと知っていれば、後々憂いなく相続手続きを進めていくことができますね。

 

 


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